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日本初の女性指揮者
世界的巨匠のカルメン夫人だった!



黒い服のカルメン夫人は万雷の拍手の中、指揮台に上がり 栗色の髪を振り乱して、ベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番のタクトを振った。
日本で女性指揮者による交響楽団を初めて指揮だ。
時に1937年(昭和12年)5月31日。
場所は東京日比谷公会堂。オーケストラはNHK交響楽団の前身である新交響楽団だった。


★巨匠ワインガルトナーの夫人だった

彼女はカルメン・ストゥーダー=ワインガルトナー。
当時世界的指揮者であったフェリックス・ワインガルトナーの弟子で5番目の妻だった。
夫の日本公演に同行指揮者として来日していた。
もちろん巨匠ワインガルトナー氏が主で彼女は”おまけ”だった。
黒づくめでタクトを振る西本智美
金髪・美貌のアヌ・タリ
演奏ぶりは現在評判の高いエストニア=フィンランド交響楽団を率いる金髪・美貌のアヌ・タリロシアで活躍する西本智美を合わせたビジュアル的には宝塚の男役風であったと想像される。



 巨匠フェリックス・ワインガルトナー(1863−1942)はオーストリアの指揮者。 彼は1908年にウィーン宮廷歌劇場の音楽監督をしている。
マーラーの後任。マーラーとフルトヴェングラーの間にいる巨匠である。
この当時、日本では世界の五大指揮者として、ワインガルトナー、トスカニー ニ、メンゲルベルク、ワルター、フルトヴェングラーがあげられ、その中で特にワインガルトナーはト スカニーニと並んで圧倒的な賞賛を得ていた。また、映画の全盛期で「未完成交響曲」に音だけの出演を果たしている。
ちなみに巨匠ワインガルトナーがこの夜指揮をしたのはベートーヴェンの交響曲第5番と 交響曲第6番だった。




 

★作家・宮本百合子が辛口の評を残す
満員の観客席の中に言論の自由の弾圧に抵抗して戦った作家・ 宮本百合子(1899−1951)がいた。当時38歳、彼女はかなりの辛口評を残している。
●宮本百合子「近頃の話題」を読む



バックに流れているベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番のMIDIはORIGAMIさんの作品です。 了解を得てホームページ<クラシックMIDIコーナー>http://homepage2.nifty.com/ORIGAMI/1F/midi/midi.htmから転載しています。 多謝。







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